お天気雨のち薄曇り

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9:00起床。

夫が仕事に行く予定だったので、起床の妨げにならないようにと思って先にベッドを起き抜ける。私もあたたかいベッドの中にい続けてしまうと、いつまでも眠ってしまいそうだった。

昨日うだうだと眠り続けてしまったし、今日くらいは縦になりたかった。

10時過ぎには自宅を出ると夫が言っていたので、15分おきくらいに夫に声をかけるが、眉間に皺を寄せたまま起き上がらないので、もう今日は難しいのかもしれない、と思って自分の朝食の支度をする。

ゆで卵、はちみつトースト、ヨーグルト、コーヒー牛乳。

ハイライトを一本。

 

11時過ぎくらいに食べ終わって、もう一度夫に声をかけるけれど、やはり今日はもう行けないということだったので、寝かせておくことにする。

 

昨日やりたかったけれど出来なかった部屋の掃除をした。

全ての部屋に掃除機をかけ、クイックルワイパーで床を磨く。ついでに洗面台を磨き、風呂の排水溝のネットを取り替える。

毎週土曜日は自分の中で「掃除の日」として設定していて、平日一切掃除機などかけず、土曜にまとめて掃除するのだけれど、週に一度掃除機をかけてもすごい量の埃が出るので、人間生活しているだけでこんなに埃が生成されるのだなと毎度感心する。

掃除ロボットがいれば毎日自動で掃除してくれて、部屋も清潔に保たれるのだろうけれど、意外と自分で掃除するのが好きなのと、埃が目に見えて吸い取れることに快感を覚えているので、しばらく導入は見送りかなと思う。

料理や掃除などの家事は、自分が無心になれる貴重な時間なのかもしれない。

 

一通り掃除をし終わってから、リビングのソファに横たわり、妹とLINEしながらギャンブル依存症についての動画を見ていた。

本当は今日、ひとりででも都内に出掛けることも検討していたのだけれど、平日の疲れが酷く、とてもじゃないけど大勢の人混みにいくには体力がもたないと思ったので、断念した。

 

ただ、家にずっといても気分が落ち込みそうだったので、妹からのアドバイスもあり、タバコを買うついでに近所を散歩することにした。

 

夫に一言声をかけて外に出る。

 

遠くの方に雨雲みたいな黒い雲がいるものの、お天気は良くて、でも少し空気はひんやりとしていた。ただ、少し歩くと汗ばみ始めて、上着を脱ぎつつ歩く。

コンビニでタバコと烏龍茶を購入して、ゲームアプリのピクミンブルームの花が咲いているスポットを目指して行くことにした。

ひたすら歩いていると少し心地良くなる。少し波立つ気持ちが凪いでくるくらいになって、散歩に出て良かったと思う。

まだ引っ越して間も無くあまり土地勘のない近所の見慣れない景色をぼんやり眺めたりしながら、音楽を聞きつつぐるぐると歩いた。

ピクミンブルームのお花のスポットはところどころに分散しているので、花が咲いている方を目掛けてただひたすら歩く。

 

歩きながら、浅く少し思案したりする。

 

この町に住むと決めた時は、幾分希望に満ちた気持ちだったけれど、今は生活の不安の方が勝ってしまっていること、そのことへの悲しい気持ち。

先日、伯母から結婚報告に対するお祝いの連絡をもらった時「幸せそうな写真で嬉しかった」と言われたことに対して、素直には喜べなかったことへの虚しい気持ち。

自分もしっかりしなければ、生活が立ちゆかなくなるかもしれないことへの不安。

「結婚する」ことへの覚悟が自分には足りなかったのではないか、

自分が幸せになって満たされれば良いと思っていて、相手がままならなくなったときのことなぞ何も考えていなかった、そんな自分は浅はかではなかったのだろうか、という恥じる気持ち。

 

1時間半くらい歩くと、いつの間にか知っている道に戻っていて、このままいくと家に帰る道になってしまうところにきた。

でもなんだか帰るのが嫌になって、家の前を通り過ぎて知らない方知らない方へと足を伸ばした。

 

このままどんどん歩いて、もっともっと遠くへ行ってしまおうか。

 

そんな考えが頭をよぎったりしたけれど、日が落ちて寒くなってきて、足もいくらか疲れてきたところでGoogleMapを開いて帰り道を検索した。

 

帰る途中、近所の神社によってお参りした。

神頼みできるようなことは何もないのだけれど、拝みながら「これは自戒だ」と心の中で思う。

 

何が自戒なのかも分からない。

この頃は常に頭の中がとっ散らかっていて整理がつかない。

何か言葉にすれば、整理もできるかもしれないと思って、久々にブログなど始めてみようと思った。

いつまで続くかも分からないし、全然続かないかもしれない。

とにかく、自分の中に渦巻いているだけの思考を吐き出しておきたい。

 

午前3時の、あの頃の青い夜の、続きの悪夢を見ているのか、

あるいは地続きを生きている。